アニメ おすすめ キャラ
アニメの面白さを決める大きな要素のひとつは、やっぱりキャラですよね。
特に主人公にどれだけ魅力があるか。それがアニメの出来を大きく左右するものだと思います。
もちろん主人公だけでなく、その周囲を固めるサブキャラも個性的で面白くなくてはならないし、敵キャラですら視聴者を魅了する力を持っていないとヒットしない時代になってきています。
実はそれは今に始まったことではなく、初期「ガンダム」のシャア・アズナブルも敵ながら圧倒的な輝きを放っていました。アニメ以外でも古くはウルトラ怪獣などが視聴者を魅了した時代もありました。敵も味方もなく、キャラにはやっぱり魅力がないとダメなんですよね~~。
最近でいうと「進撃の巨人」の主人公・エレンは特別イケメンに描かれているわけでもなく、バトルの強さが飛び抜けているわけでもありません。むしろヒロインのミカサのほうが圧倒的に強い。でも物語は面白いんです。
それはおそらくエレンというキャラクターが病的なまでに強い意志を持っていて、かつ決して正義心や道徳心が強いわけでもないという特殊な性格の持ち主であるからだと思います。
どうなっちゃうのが目が離せません。
2020年現在、いま面白いアニメキャラとして私がおすすめするとしたら、断然このエレン・イエーガーを推します。
アニメ史上初かもしれない「主人公のラスボス化」が実現しそうになってますからね。これは面白いですよ。ラスボス化してしまった主人公エレンを仲間たちがどうやって制するのか。ワクワクのクライマックスを迎えています。
もはや誰が敵なのか味方なのか、グチャグチャでわけがわからなくなっちゃってますけど、それがまたリアルな人間関係に似ていて大人はすごく共感できるのではないでしょうか。
あと、世の中を動かすのは「肉体の強さ」でも「特殊能力」でも「血統」でもなく、結局クレイジーなまでの「意思の強さ」なんだな~という教訓のようなものをエレンから得ることもできますね。
実在してないキャラから教訓を得られるっていうことは、そこには相当なリアリティがあるということなんでしょう。アニメキャラの魅力ってそういう「いかにも実在してそう」なリアリティというものが鍵を握っていると思います。
世の中には正義と悪があるんじゃなくて、敵は敵なりの正義を貫こうとしているんだっていうのもアニメから学ぶことができます。「ガンダム」もそうでしたね。
「ドラゴンボール」は初期の頃はシンプルに、悪役は悪役としてなんの大義もなく暴れまわってましたけど、だんだんと敵にも敵なりの事情があるという設定を持たせるようになっていきました。
そういう風に敵役にも大義があったり深い人生観があったりすると、その敵キャラにもファンがつくようになってくるんですよね。
一時期その頂点とも言える地位にいたのが「HUNTER×HUNTER」の「幻影旅団」だったと思います。非常に魅力的な悪役集団なので、私も大好きです。おすすめの敵キャラと言えますね。
エレン・イエーガーのように若干弱いヒーローも面白いけど、幻影旅団のようなチート級の強さもやっぱりかっこいいし魅力的です。「あれとあれが戦ったらどうなっちゃうんだろう?」というような夢のカードを妄想する楽しみもそこに生まれたりします。
また、アニメに欠かせないキャラと言えばやっぱり「かわいいヒロイン」ですよね。
「清純」「萌え」「ツンデレ」「ヤンデレ」「ギャル」「クール」などなど、これまであらゆるヒロインがアニメの歴史を彩ってきました。
中でも今の私のおすすめは「進撃の巨人」のミカサ&アニのツートップ。
ふたりとも恋愛感情というものを学ぶヒマもなく戦闘訓練に明け暮れて大人になってしまった最強の女性です。ある意味で少女のまま大人になったとも言えるその純粋さが時折その表情にかいま見られてなんとも言えない感情が揺り動かされます。
やっぱりアニメキャラって良いものですよね~~。こうなってくると、もはやこの世に実在してるんだと言っても過言ではないと思います。