アニメ おすすめ 短編
最近のテレビアニメは短編が主流になってきましたね。
たとえ原作が長く続いている作品だとしても、アニメは
・第一期
・第二期
・第三期
というような感じで、それぞれを短く区切って短編で放送するのが主流になってます。
よくぞこの形にたどり着いたな~っていう感じですよね!
このシステムが定着してから、アニメのクオリティは格段に上がったように感じます。
原作者との打ち合わせも円滑になっているようですし、きちんと話がまとまってから制作スタートを切れるようになってきているんじゃないでしょうか。
かつてアニメ界は「ドラゴンボール」の悲劇とも言える悲惨な状況に陥りがちでした。
連載中の漫画が原作だったりすると、どうしてもアニメのほうが進行スピードが早いので、いつかは原作に追いついてしまいます。
そのためアニメは無駄な引き伸ばしシーンが増えてしまうんですね。あと無駄なオリジナルストーリーを盛り込んじゃったり。
こんなの制作側も負担が大きいし視聴者も望んでいないし、誰も得しないわけです。まさに悲劇。
また「HUNTER×HUNTER」のように休載が多い作品をアニメ化してしまうと、途中で打ち切るような形で話が終わっちゃったりしますし。
だから今のように、あらかじめ短編に区切ってアニメ化する方針は本当によくできているシステムだと思います。原作が止まっちゃってるなら、アニメ制作のほうも「次期は未定」ということで凍結させて別の仕事に集中すれば良いわけですからね。
また、アニメ制作現場って締め切りに追われっぱなしでブラック職場になりがちだと言われていますけど、ワンクール(約3ヶ月・約12話)に区切ってしまえば、その間だけは多少無理してでもなんとか乗り切ろうということで頑張れるんだと思います。妥協せずクオリティにこだわることもできますし。
というわけで現代のテレビアニメは短編が当たり前になってますね。
では、区切るまでもなく最初から本当に短編でできているアニメ作品ってあるのでしょうか?
→もちろんあります!
スタジオジブリ制作の映画アニメなどもまさに短編ですよね。たった2時間前後にまとめられています。続編もありませんし、まさに短編。
なので短編を求めているなら、私は映画アニメをおすすめします。
具体的には、やっぱりスタジオジブリ作品は一通り全部おすすめできますね。
最近では「君の名は」「天気の子」などのヒット作や、「この世界の片隅に」のように一部の映画ファンに強く支持されている作品などは一度観ておく価値があると思います。
映画じゃなくテレビアニメでも短編ってありますよね。
スパッとワンクール(約3ヶ月・約12話)程度にまとめられて、続編やスピンオフなどもなく、潔くまとめられているテレビアニメです。
長期間どっぷりとアニメを観る時間を作れないけど、たまにはアニメを楽しみたいという方は、そういう短編のテレビアニメをつまみぐいするように楽しむと良さそうですよね。
オススメとしては
・四畳半神話体系
・僕だけがいない街
・ピンポン THE ANIMATION
などがあげられます。
もちろん他にもたくさんの短編アニメがありますし、名作もたくさんあると思います。なのでどんどん発掘してどんどん発信していきたいと思っています。
短編ではなく長編のアニメ作品を追いかけようとすると、途中で何度も復習しないと話についていけなくなったりします。それはそれでアニメの楽しみ方としてはアリなんですけど、短編のほうが気が向いた時に気楽に楽しめるというのは事実だと思います。そこが短編アニメの良いところですよね。
社会人になると趣味の時間を確保するのはけっこう難しくなりますからね。だんだん大人になってくると長編作品より短編作品を好むようになってくる傾向はあると思います。