アニメ おすすめ 制作会社

2020年10月21日

アニメは制作会社が制作しています。いわゆるアニメスタジオ。

事務所

一般人でもよく耳にするのはやっぱり「スタジオジブリ」でしょう。
超有名。ですがちょっと独自路線が強いので「これぞアニメ制作会社の代表だ」と言ってしまうのはちょっと違和感があります。特殊な会社でしたから。

例えばジブリはアニメーターを社員としてきちんと雇用することにこだわったりしていました。これは制作会社の資金的にかなりの負担となるやり方。仕事があってもなくても給料を払わなければなりません。そんな会社は今はどこにもないかもしれませんね。


それから「エヴァンゲリオン」や「シン・ゴジラ」の生みの親である庵野秀明さんが率いる「カラー」も有名ですね。さらに「京都アニメーション」もいろいろな意味で有名だし、ガンダムでおなじみの「サンライズ」もよく知られています。

それ以外に、一般人にはあまり名前を知られていないけど素晴らしいアニメスタジオが日本にはたくさんあると思います。

基本的に日本では、制作会社ごとに大きな違いはないと思います。
特にスタジオジブリのスタッフが解散となってから、抱えられていた優秀なアニメーターが各地に散らばり日本全体のアニメ制作のクオリティはかなり底上げされたと言われています。

ただでさえ「世間は狭い」と言われるこの世の中。アニメ業界はもっと狭い世界です。基本的にはどこの会社もやってることは一緒でしょう。

ましてやアニメーターっていうのは、あちこちの会社にフリーで出入りしているパターンが多いです。つまりどこの会社も同じようなクオリティになるのは当たり前なんですね。

ですから「ここのアニメ制作会社はおすすめ!」と言えるほどの強烈な優位性を持っている会社はないと思います。

強いて言えば、最近だと「進撃の巨人」の作画クオリティには驚かされました。サードシーズンまでは「WIT STUDIO」という制作会社が担当。
なので「WIT STUDIO」はかなりの力を持っているのかもな~という印象があります。

ですがファイナルシーズンは「MAPPA」という制作会社へ変更されました。
この出来を見てどちらの体制が良かったか比較してみるのも面白いかもしれませんね。

予告動画を観ると、たしかにこれまでとちょっとテイストが違うかもしれないという印象があります。クオリティのほうは今のところ甲乙つけがたい感じです。

制作会社の力というのは、どれだけ優秀な人材をかき集められるかという「人脈」で左右されるのかもしれませんね。あとはいかに優秀な制作会社を下請けとして使うか、などなど。

要するに制作会社の強さを決めるのは「営業力」だったり「人間力」だったりするんでしょう。
ま、それはどんな業界でも同じでしょうけどね。

スタジオジブリが一段落を終えた今、「どこの制作会社か」を議論することに何も意味を持たない時代へと突入しているのかもしれません。

宮崎駿監督の全盛期も今は昔。
特定の制作会社がブランド価値を持つというのは日本ではジブリが最後かもしれませんね。

というわけで、強いておすすめな制作会社をあげるなら私は今でも「スタジオジブリ」を強く推したいと思います。

ただし、他の制作会社も非常にクオリティの高い仕事をしていて多くの感動を生み出しているので、決して「スタジオジブリ」より劣るとは思っていません。